2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

《五年》後書き

後書き 日本に来て5年になった。ずっと続けて仕事をしている。今まで大阪以東には行ったことがない。名古屋にも行ったことがない。東京にも行ったことがない。仙台にも行ったことがない。北海道にも行ったことがない。私の日本での素晴らしい人生はまだ始ま…

《五年》(三十)年齢を聞かないで

(三十)年齢を聞かないで 私はこれまで年齢には関心がなかった。年齢は数字であり、何かを表すことはできるが、特に優れた人にとっては意味のあるものではない。自分が十分に優秀であれば、優秀さは年を取ることによる様々な劣勢を補うことができると思って…

《五年》(二十九)焦り

(二十九)焦り 「焦り」は、今の私の心境にぴったりだ。 まず「焦り」と言う感情で、一番記憶に残っているのは、これまでに3回ある。 一度目は大学を卒業する半年前。その頃は学校で「キャンパス採用」が盛んに行われていた。中国の「キャンパス採用」は日…

《五年》(二十八)沖縄・高野山

(二十八)沖縄・高野山 日本に来て5年になったが、観光したことがあるのは冲縄と高野山の2か所だけだ。 旅行は私にとって、骨の髄まで刻まれているほど大好きで、特に旅行ルートを事前に計画しない旅行が大好きだ。 中国の大半を旅したことがある。東西南…

《五年》(二十七)日本人はLineメッセージに積極的に返信しないのか?

(二十七)日本人はLineメッセージに積極的に返信しないのか? 日本に来て初めてLineの存在を知り、高松での1年半はほとんど使っていなかったので、Lineの友達があまりいなかった。当時使っていた携帯電話がガラケーだったこと、仕事中に使う機…

《五年》(二十六)外国人としての「気まずさ」

(二十六)外国人としての「気まずさ」 私はすでに日本の居住証を手に入れて、長い間日本で生活して仕事をすることができる。私が口をきかない限り、自分のなまりの強い日本語を口にしない限り、外国人だとは誰も気づけない。 しかし、バーでも居酒屋でも郵…

《五年》(二十五)子どもがいないと、人生は円満ではないか?

(二十五)子どもがいないと、人生は円満ではないか? コロナが始まってからのこの1年余り、私とMikuの間にも喧嘩が多くなった。コロナのために一緒にいる時間が増えて喧嘩が増えたわけではなく、この1、2年の間に子供が欲しいかどうかについて、私た…

《五年》(二十四)心の切り替え

(二十四)心の切り替え COVID-19は人類の歴史に濃い色の一筆を残すことを運命付けられている。それは世界で猛威を振るい、威力は第二次世界大戦に迫っており、今日の人類社会が直面している最も深刻な挑戦と言える。この先どうなるかわからないし、…

《五年》(二十一)申し訳ありません

(二十一)申し訳ありません 2020年6月のある日、雨。 今日も在宅勤務の予定だったので、朝、眠い目を覚まして、コンピュータのそばに行って、遠隔操作のソフトウェアを開く。依然としてとても長い時間がかかる。少なくとも私の感覚では、心理的にも結…

《五年》(二十)先輩が台湾へ帰った

(二十)先輩が台湾へ帰った 2020年5月7日、台湾の先輩の祖父が亡くなったことを知った。 彼女は私の左に座っており、朝、かすかに何かおかしい雰囲気を感じた。私が座ると、彼女は振り向いて、「おじいさんが亡くなったので、明日台湾に帰るつもりで…

《五年》(十九)新しい仕事に就いて間もなくコロナウィルスに遭遇した

(十九)新しい仕事に就いて間もなくコロナウィルスに遭遇した 新しい仕事を探す時、私はExcelの表を作って、会社名、応募職、そして1次面接、2次面接と最終合格を通過した状況など、応募ごとの情報を記録した。 最終的に、私は4ヶ月の間に合計10…

《五年》(十八)日本の運転免許証の取得

(十八)日本の運転免許証の取得 2019年8月には、神戸にある自動車教習所に登録し、日本の自動車免許を取得する準備をしていた。 2009年8月に天津で中国C1の免許を取得し、2012年にニュージーランドで現地の免許に書き換え、2016年に高…