《五年》(十三)こんにちは!神戸牛

(十三)こんにちは!神戸牛

神戸に引っ越してきて、一日休んだ後、すぐに新しい仕事を始めた。新しい仕事は神戸牛と関係がある。

「神戸牛」とは一体何なのか?

神戸牛は日本の黒毛和牛の一種で、正式名称は「神戸肉」または「神戸ビーフ」で、出荷時に神戸肉流通推進協議会から但馬牛に与えられた栄誉称号であり、ブランド名であり、動物名ではない。

生育環境、血統、肉質などの面での厳格な要求を達成しなければならず、子牛の繁殖、肥育、出荷、格付まで、すべての段階で非常に厳格な基準がある。具体的な基準はここではあまり説明しないが、皆さんはネットで調べることができる。ここでは神戸牛の権威ある機関のサイトを明記する。興味のある方は詳しく調べてもらえる。

http://www.kobe-niku.jp/top.html

神戸牛は世界的な名声を得ており、口当たりが柔らかく、口に入れると溶ける様なお肉なので、大量生産はできない。日本は神戸牛の品質に対する選別が非常に厳しく、様々な要素の総合で神戸牛の「貴重さ」が達成される。

私が勤めているこの会社は一言で言うと、世界最大の神戸牛グループで、生産者である牧場との提携から末端の消費者に至るまで、数十軒の高級レストラン、手頃な価格のレストラン、お茶屋、スイーツ店、カフェ、カレー屋などを経営している。

私の部署の役割は、総じて神戸牛ブランドを広めることだ。特に海外市場向けであり、海外からの訪日客向けである。

具体的には、中国語、英語、日本語のあらゆる媒体の翻訳、パンフレット、看板の翻訳と制作、ビデオ字幕の翻訳、メニューの翻訳、現場通訳、神戸牛の知識に興味のあるお客さんへの講座などに細分化されている。営業部分では、国内外の旅行会社各社との連絡、SNSのプロモーション、各種イベントの開催などがある。

ブランディング部署には顧客サービス部と観光クラブがあり、オフィスにいないときは普段からクラブにいて、相談に来た外国人観光客に神戸観光情報や神戸牛レストラン情報を提供している。部署内の一部の中国人の中には、会社のレストランで現場通訳をしている人もいる。会社のレストランは収入を生み出す第一線のポストであり、ブランディングであれ、カスタマーサービスであれ、観光クラブであれ、最終的にはレストランに利益を実現させる必要がある。

神戸ビーフ鉄板焼、すき焼き、石窯焼き、しゃぶしゃぶ、せいろ蒸し、焼肉、寿司、ハンバーグなど様々な調理法があり、それぞれに独特の食感がある。 

そして2018年3月、会社を「誇りに思う」という気持ちで、この大手グループでの仕事を始めた。当時の抱負は本当に神戸ビーフを世界に広めたいということだった。

神戸ビーフは確かに素晴らしいものだから。